【ココロノマルシェ】覚悟が決まらないなんてダメな奴、とまた自分責めをしてしまいます。
こんにちは。
あなたの心の痛みや悲しみの傷に優しく絆創膏を貼る「心の保健室」を目指しているマミコです。
数年前にスーパーで初めて見た時は「えっ?!」とビックリしたのですが、どうやら人気商品なのか、毎年初夏になると限定で登場するスイカのチョコチップクッキー。
スイカみたいな赤とピンクの中間のような色をした丸いサクサククッキーには、まるでスイカの種のようにチョコチップが入っていて、見た目になんとも楽しくなっちゃう上に、想像以上にスイカの味がして、とっても不思議な感じがするんですよねー。
メチャクチャおいしいとかクセになるとかではないのに、気付くと毎年なんだかんだと買ってしまいます。そして、季節の変化をスーパーに並ぶお菓子を見て感じている私です。
最近買ったスイカクッキーをご紹介した後は(注:誰にも頼まれていない前置き)【ココロノマルシェ】に寄せられたお悩み相談をしたいと思います。
皆様、こんにちは(*^^*)
先日、
恐れが強い私の依存について
にて、実家にベッタリでビビりな件でご回答頂いたものです。
その節はありがとうございました。
あれから、感情が揺れる都度、短い日記をメモのように書いています。
ネガティブな思いがてんこもりのブラック日記が出来上がりました。
御恨み帳や感謝を綴ることもオススメ頂いたのですが、なぜか書くことが出来ず。
白い紙を目の前に、うーーーん、と唸っています。
そして、また根本師匠のブログをウロウロしてみたのですが。
ちょうど無価値感の記事が当てはまりまして。
今、ワクワクすることも楽しいことも思い当たらず、ただただ真っ暗闇の中にいる感じです。
何をしたいか、と言われても。というのが正直な心の答えです。
やってみたかったことを試しても、なんか違うんだよなってすぐやめてしまいます。
結局、何をしても埋まらないのかも、と呆然としている感じです。
根本師匠のブログには、もう、こんな状態は嫌じゃ!と決めることですな。
というご意見もあり、心に刺さるものの覚悟が決まりません。
そして、覚悟が決まらないなんてダメな奴、とまた自分責めをしてしまいます。
変わりたいといいながら、私は変わりたくないのでしょうか。
やはり自分が決断するしか、方法はないのでしょうか。
ご相談:mさん
mさん、こんにちは。
ココロノマルシェでのお返事を元に、mさんが「やってみよう」と思うことに取り組まれている事、もうすでに
やれているじゃない!!
と、お悩みを読ませていただいて感じたのですが、mさんは「取り組んでいる事」「変わりたいと思って根本さんのブログを読むこと」等々、すでにたくさんのことに挑戦していることにお気づきでしょうか??
> あれから、感情が揺れる都度、短い日記をメモのように書いています。
> ネガティブな思いがてんこもりのブラック日記が出来上がりました。
> 御恨み帳や感謝を綴ることもオススメ頂いたのですが、なぜか書くことが出来ず。
> 白い紙を目の前に、うーーーん、と唸っています。
短い日記を書いてみて、ブラックな思いがてんこ盛りだ…と「知れた」ことも、挑戦したから分かったことですものね!!
感情をメモしていらっしゃると思うので、私はこんなにもネガティブな思いを『普段はガマンして飲み込んで、外に出さずに頑張っているんだなぁ』という事に対して、できれば優しい言葉をかけてあげて欲しいなぁと思います。
そっかー、こんなにも怒っているのに笑顔で周りの人に接しているなんて、偉いよね、私。
そっかー、こんなにも許せないことをされているのに、相手に対して嫌な態度を取らない私は、女神のようだよね!
「そっかー」「そうなんだね」「それは悔しいね」「それはつらいね」「そうだとしたら泣きたくなっちゃうよね」「何なのそいつ!!」
mさんが書き出した「ブラックてんこ盛り日記」の言葉一つ一つに、もしもmさんかかけてもらったら嬉しい言葉ってどんなものでしょう??
私たちの感情は、ネガティブなものもポジティブなものも『両方』が大事なものだから存在しています。
人間は「感情的な生き物」で、ワクワクしたり嬉しいことに喜んだり、悲しみに涙したり、怒りや焦り、不安や嫉妬など、様々な感情を持っています。
みんなそうですが、ワクワクしたり喜んだりと言った「ポジティブな感情」を感じることは嬉しいことですが、モヤモヤ・イライラって重たいですし不快なので、出来れば感じたくない…と悪者のように思えてしまいます。できればネガティブな感情は感じたくないと思うものですよね。
そして、書き出した日記が「ネガティブのお祭り状態」だった…としたら、こんな気持ちを感じている自分がダメなんじゃないか、とか、私は本当はブラックで嫌な奴なんじゃないか、という風に感じてしまうかもしれません。
ネガディブな感情は悪者だと思っていれば、その感情をなくさなくちゃ!!と頑張ってしまって疲弊することもありますものね。
でも、喜怒哀楽という私たちに備わっている感情は、必要だから存在しているんです。
嫌な感情にも、ちゃんと「役割」というものがあります。
感情って目に見えないものなので漠然としているので、ここでは体の感覚の事を少し想像してみてください。
おしゃれして素敵なヒールの靴を履いていた時に、うっかり足を捻ってしまったら、体の感覚ではどんなものを感じるでしょうか??
1)グキッ = 心地よい!
2)グキッ = 楽しい!
3)グキッ = 痛い!!
答えは言わずもがな「3」ですよね。
体の感覚で言ったら「痛い」というのは不快な物(=ネガディブ)ですから、積極的には感じたくないものですが、もしも足をくじいた時に痛いという感覚を感じなかったとしたら、くじいた足に気付けずに腫れてしまったり、その靴のままもっと足を痛めてしまう可能性が出てきます。
痛い!と感じることで、くじいた部分をカバーしようと思いやることが出来ますし、痛みの程度によって湿布をしてケアをしたり病院へ行ったりと、自分のことを守る為の対処法を選ぶことが出来ます。
痛みは結果として、自分の大切な体を守るという大きな役割を果たしているんです。
感情もこれと一緒です。
ネガティブな感覚は「嫌な感情」ではありますが、それは言いかえると
心が感じている痛み
に置き換えることが出来ると思うんです。
いっぱいネガティブな気持ちが出てきているというのは、それだけ心が「つらいよ」「痛いよ」「苦しいよ」「分かってよ」とmさんに語り掛けているのではないでしょうか?
きっと日常生活や社会生活の中で、mさんが無意識のうちに飲み込んでいる思いや我慢していることがいっぱいあって、それを気付かせてくれるために「感情の揺れを日記にするとネガティブが溢れる」のだろうと思います。
だからそれは、決してブラックなダメなものではなく、mさんが日常で頑張ったり諦めたり耐えてきている「たくさんの証」です。
体の痛みのように、心が痛いよ!!って訴えてくれている、大事な大事な「心の痛みの声」だとしたら、痛みがある時に無理をさせずに優しく手当てをしたり、痛みの事を労わって休ませてあげたり、とにかく思いやってあげるのと同じことを、mさんの感情に対してもしてあげて欲しいなぁと思います。
怒りや悲しみ、モヤモヤといった感情は『分かってあげる』ことでほどけて消えていきます。
お恨み帳や感謝の手紙を書くことも、感情を吐き出して消化させるためだったり、抑圧しているものを吐き出すための方法ですが、紙を前にして「書く気になれない」ならば、それを自分を責める道具に使ってしまわずに
そっかー。今の私は「書きたくない」んだよね。
ならば無理しなくていいよ!書きたくなる時までお預けでいいよ!!
と、とことん自分に激甘に、今の感情にOKを出してあげてみてください。
やりたくない事、気乗りしない事を頑張るのって、そもそも楽しいことじゃないんです。
楽しくない = 嫌な事を自分にさせるのって、自分に鞭を打つようなことをしているってことですものね。
> そして、また根本師匠のブログをウロウロしてみたのですが。
> ちょうど無価値感の記事が当てはまりまして。
> 今、ワクワクすることも楽しいことも思い当たらず、ただただ真っ暗闇の中にいる感じです。
> 何をしたいか、と言われても。というのが正直な心の答えです。
> やってみたかったことを試しても、なんか違うんだよなってすぐやめてしまいます。
> 結局、何をしても埋まらないのかも、と呆然としている感じです。
生きていると色んな「時期」があるものですよね。
いわゆる『春夏秋冬』ではないですが、なんでも楽しくてワクワクと活動できるような時期もあれば、mさんが書いてくれたような、
ワクワクすることも楽しいことも思い当たらず、ただただ真っ暗闇の中にいる感じ
という言葉がしっくりくるような「冬の時期」もあります。
どんなにヒマワリの花を咲かせたいと思っていても、冬の寒い時期に水をあげて肥料をあげても、ヒマワリは花を咲かすどころか芽を出すことすらしません。
だけれど、この期間に土の中でヒマワリの種はジーーッと「自分にとっての最適な時期」が来るのを待っています。
そして少しずつ暖かさを感じて「自分にとって変化するべき時」が来たら、ちゃんと芽を出し葉を広げて、夏になれば元気いっぱいの黄色い花を咲かせることが出来ます。
それが一番ベストな時で、その時に咲ければいいんですものね。
私自身、焦ったりもがいたりしても動けなかった時期がありましたが、その時に「今は私が動きたいと思っていないんだもんね。それは言わば、人生の冬で、それが過ぎゆくのを待つ時間だもんね。」と自分に言い聞かせてきました。
出展を書きとめていなかったので、誰の言葉かしっかりしたものがお伝え出来ないのですが、インターネットで見つけた言葉でとても勇気づけられた言葉をご紹介します。
明けない夜はないが、早起きしても夜は明けない
mさんが今、真っ暗闇の中にいるのであれば、早く明るい朝が来て欲しい!と躍起になってあれこれ頑張ろうとしてしまうのは当然のことですよね。
でも、早く夜が明けて欲しい!!と頑張って早起きしても、朝がやってくるのは「その時」にならないとどうにもならないんですよね。
いわばそれは、暗闇の中で無理して早起きしてもがいている状態なのかもしれません。
動けない時は「動きたくない時」なんです。
やらなくちゃいけない!と思って、いろんな情報を取り入れても身動きできないならば、どうして身動きできないのよ!!ではなく「あぁ、私は今、動きたくないんだな。動けないんだな。」と、そこで立ち止まって足踏みしかできない自分のことを、一度ギューーーッと抱きしめてあげてください。
何かをしてみても「これじゃない…」と思うくらい、もしかしたら今のmさんは、疲れてしまっているのではないでしょうか?
それは「焦り」からくる疲れかもあるのかもしれません。
このままじゃだめだ、これもしなきゃ変われない!これをやらなきゃダメだ…と、いーーっぱい自分に「やるべき事」を課してしまい、それがやれないと焦燥感でいっぱい…であれば、思いっきり疲弊して心がすり減ると思いませんか?
> 根本師匠のブログには、もう、こんな状態は嫌じゃ!と決めることですな。
> というご意見もあり、心に刺さるものの覚悟が決まりません。
> そして、覚悟が決まらないなんてダメな奴、とまた自分責めをしてしまいます。
覚悟が決まらない、という事を「決めることができている」ことにmさんはお気付きでしょうか?
言い方を変えると『私はまだ、決めたくない』んです。
そこに「いい・悪い」のジャッジはまだ持ち込まずに、素直なmさんの今の状態・思いを見てあげて欲しいんです。
心には刺さっているし、私も「決められる人になりたい」と思っている。
そして以前は、変わる必要があるなんて思いもしなかったけれど、いろんな情報を学ぶうちに「変わるべきだ!」「変わりたい!」「この状況は嫌だと気付いた!」んです。
それは小さな小さな「種」です。
まずはその「変わっていきたい」と思えた小さな種を蒔いた状態ですから、そこから少しずつ種を成長させる時間が必要です。
ここで一つ、mさんに魔法の言葉をお届けします。
自分を責めそうになったり、身動きできないmさんに出会うたびに、胸に手を当てて優しい口調で語りかけてあげてください。
『今は、決められないんだね』
『今は、お恨み帳も感謝の言葉も書けないんだよね(書きたくないんだよね)』
『今は、頑張れないんだよね』
『今は、こうするしかできないんだよね』
頑張れないのは『今』だからです。
いっぱい心が傷ついてしまっていたり、疲れ切っていたり、分かってはいるけれど踏み出すのが怖かったり、とにもかくにも『今の私』はこうしているのが精一杯なんです。
でもね、この先は分かりません!!
ある日突然、「今から変わるぞ!」「もう嫌だーー!!って腹が括れた!!」って言える日が来ないとは言い切れませんもんね。
今は
どうにもならない自分がいるんです。
そんな自分を虐めてしまっても、ますますしんどくなって「無価値感」に栄養を与えてしまい、どんどん無価値感も育ててしまいますから、動けない自分に対して、ほんのちょっとでいいので優しい目を向けてあげてください。
辛抱って漢字で書くと『辛さを抱く』って書くの。
だから辛抱しろって、辛さを抱きしめればいいのよ。ぎゅって。なんかできる感じがしない?辛抱って。
(磯野貴理子さんの言葉)
動きたい、挑戦したい、こうするべき、ああするべき…
焦ってしまうけれど何もできない時って、辛抱してその「冬が過ぎゆく」「朝が来る」のを待つしかできません。
そんな時に、磯野貴理子さんの話していたこの言葉を読んで涙が出ました。
今、悔しさだったりもどかしさだったり、自分を責める苦しい気持ちと共にあるのは、つらいものです。
動けないから耐えるしかないのであれば、辛さを持っている大事な大事なmさんの事を、労わるように暖かく優しく、ギュッと抱きしめてあげてください。
優しさを自分に向けることは、自分の心に愛情の肥料を与えている事です。
無価値感を癒していきたい!という思いの種は、すでに心の土壌に蒔いているのですから、動けない時には自分に愛情の肥料をいっぱい与えてあげて、その栄養を元に動き出したくなったときに動けばいいんですもの!!
人間、本当に不思議なもので「同じ状態でいるのも飽きる」んです。
だから、今は動けなくても「動かないことにきっといつか飽きるから」と自分に言ってあげながら、自分を責めることを少しずつ緩めてあげることが出来ますように。
そして最後にもう一つ、自分を責めることを少し弱めるための優しい言葉をご紹介して終わろうと思います。
何年も自分を批判し続けても、何の効果もなかった。
ならば、今度は自分を認めてみよう。どんな効果が得られるだろうか。
(ルイーズ・L・ヘイの言葉 / アメリカのベストセラー作家)
無価値感の記事が当てはまるならば、きっとmさんは今に始まらず、過去にだって自分にダメ出しだっていっぱいしてきたと思います。
ダメ出しして否定しても、現状が思ったものではないならば、今度は違う手法で「ダメ出しや否定ではなく、優しい目を向けて大事にして分かってあげる」事をしてみるのも一つの手ですよね!!
焦ってしまうほど生きづらいのであればこそ、そんな自分に対して暖かい気持ちを向けてあげて、自分を労い・褒め・小さなことでいいのでやれている事を誇ってあげてください。
何か少しだけでもmさんの今の苦しみや、ダメ出しを弱めるヒントがあればいいな…と、心を込めて。
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ココロノマルシェでは様々な視点でお悩みに回答を寄せてくれるカウンセラーが沢山います!
あなたと同じようなお悩みを発見したり、あなたのお悩みを相談したり、あなたのココロが少しでも軽くなるお手伝いが出来れば嬉しいです♡
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ココロノマルシェとは違いますが、あなたのお悩みを、ブログで記事にしてもいいよ!という方は、ぜひお悩み相談を送ってください。
私なりの形で、あなたのお悩みに寄り添いたいと思っています。